”韻松亭(いんしょうてい)” へ行って来ました。
韻松亭とは
この韻松亭は、明治8年に創業されました。
明治初期、新政府がこの地を公園にしようと計画します。それまでここは、徳川家の菩提寺(寛永寺)でした。全山に広がる大寺院でしたが 縮小され、鐘楼 が残されました。新政府は この公園を訪れる市民のために 飲食施設も必要だと考え、民間人に依頼しました。その1つがこの 韻松亭 です。
”鐘が松に響くさま”を愛した、当時の博物館館長・町田久成が名付けました。
料亭 マナー
他の料理店などでも、できればお履物を脱いで上がる際は素足のお客様は靴下をご持参いただくとよいでしょう。白い靴下だとより良い印象となります。
◎席次:席には座る場所・順番 があります。
一般的に、年長者の方やゲスト(客)が座る位置を 上座(かみざ)と言います。床の間がある側や出入口に一番遠い場所を指します。反対にホスト(主)が座る位置を 下座(しもざ)と言い、出入口に一番近い場所に座ります。
◎禁止:敷居・畳の縁・座布団を踏まない
日本のお作法で、座布団を足で踏むのは失礼にあたると言います。敷居や畳の縁も踏まない、畳のへりに座らないようにするのも、礼儀のひとつです。
おもてなしを受ける際に何よりも大切なのは、”その時間を楽しく過ごすこと” です。
おしながき
※写真 発掘中
いただいたもの
花籠膳・月 ¥2,640-
豆ごはん はおかわり自由、つい3杯も食べてしまいました。どのおかずも美味しいです。デザートは、私の大好物・草餅でした。
店内の様子
私の座ったお座敷の席。
韻松亭 の豆知識
この店の こだわり は 豆腐 です。滋賀の みずくぐり という100%国産の大豆を取り寄せ、自社工房で、職人が毎朝その日の分だけ 手作りしています。
古来より、魚以外の動物性たんぱく質を摂る機会の少なかった日本人にとって、畑の肉と言われる大豆は栄養価も高く、さまざまに加工され、日本の食生活の歴史そのものとも言われるくらい日本人と深いつながりを持っています。加工品の中でも豆腐は最も多く食されてきました。しかしその豆腐も元は中国で作られ、はるばる海を渡って日本にやって来たと考えられています。
中国で ”腐”という字は「くさる」ではなく、「固まる」「柔らかい」を意味します。つまり、豆腐は「柔らかく固めた豆」となります。
また夏の定番、冷奴 の ”奴(やっこ)” は、日本料理における切り方の名称のこと。大き目の正立方体に切ることを 奴に切る と言います。元々の語源は、江戸時代、大名行列の先頭で槍などを持つ役目の 槍持奴(やりもちやっこ)の着ていた半纏に、釘抜紋と呼ばれる四角い大きな紋がついており、豆腐の形がその紋に似ていることから ”奴豆腐” と言われるようになったそうです。
個人的には 湯葉 がお勧め!感動して泣いちゃうレベルで美味しかったです。
あとがき
女将か、店員か、着物姿の女性が色んなことを教えてくれました。今回ホームページにあることを主に書き出しましたが、実際に行っても書いたマナーや豆知識について 丁寧に気持ちよくお話を伺うことが出来ます。ランチでもお膳は ¥2,000‐ からと高級ですが、それだけの価値を感じられる店でした。個室もあります。贅沢気分を味わいたい方にお勧めです。
まとめ
☆食事について
・人気メニュー:
☆店について
・店員の対応:
・店の雰囲気:
・対象:
・雰囲気:
・当日の客層:
・リピートしたいか:
店の情報
和食日本料理 韻松亭
住所:東京都台東区上野公園4-59
電話:03-3821-8126
営業時間:昼11:00~15:00 夜17:00~23:00(日祝22:00)
アクセス:
JR上野駅 公園口下車 徒歩3分
京成上野駅 池乃端口下車 徒歩5分
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