藍玉作り
渋沢栄一、実家のメイン稼業は、藍玉つくり。
藍玉とは
染料(服の色を染める)のこと。
このおちゃっぱみたいな状態を 乾燥藍玉 と言いまして、これを丸めて 藍玉 になります。
日本人の正月に欠かせない、餅つき。杵をつくのは・・誰だんに?
藍色に染めた布を干してます。今日、青天なり!
渋沢家・中の家(なかんち) 、コンセプトは ”労働の家”。
渋沢家は謹厳実直な農家の家庭で、家の一番のコンセプトは「労働の家」。
家の中でもみんなが働いている家庭なので、家の構造も労働を中心に作られています。
この家は渋沢栄一の父・市郎右衛門が傾きかけていたところを建て直したので、市郎右衛門の努力の結晶です。
家業として藍を育て、藍染めの染料のもとになる藍玉を製造販売していました。
同時に養蚕農家として、大きな屋根の下ではお蚕様をたくさん飼っていました。
家の前には広い庭があり、そこで藍を叩いて干したり、横には”藍寝かせ部屋” があり、寝かせた藍葉を発酵させ丸めて藍玉にしたものを出荷するところまでの作業が全てできるような大きな家になっています。
渋沢家のセットは、深谷市に残っている渋沢生家の間取りを参考にして設計しました。
大きな家なので、支えるための骨組みは大変でした。2階の屋根の高さもスタジオに入るギリギリの高さを設定しています。
栄一は家業もしっかりと勤めていましたが、同時に近代的な自我に目覚めていく人なので、お父さんと栄一の関係性を描く上で、この家は必ずしも栄一には居心地が良い家ではないということも監督と話しました。
すべての部屋に労働としての役割がありプライベート空間がないので、栄一が自分の居場所は無いと感じる家を意識して設計しています。
青天を衝け!スタッフ、美術統括 有本 弘 氏、美術デザイナー 荒川 靖彦 氏
(大河ドラマ館の説明文)
では、土産を見るダニ~!。
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