あとがき
不倫は文化、芸のためなら… と言われた時代から月日は流れ、現在は「不倫断絶の党」が出来んばかりの勢いになった。
井伊直弼の歴史を追うと、村山たかの名は出てくる。しかし、公的なものに彼女の名はあまり無い。
妾、と呼んでしまうとあまり良い印象がしない。
『村山たか』はなぜ「妾」なのか? 身分を重んじる江戸の世だからか?
彼女の素性を読み進めても、私には不思議で仕方なかった。
「側室」と表すならば、ちゃんと妻として認められる。
なのに「側室」でもなく、「妾」または「愛人」と表される『村山たか』
歴史の本をいくつか読むと、彼女はあまり良い書かれ方をしていない。
私も彼女と同じく、シングルマザーとして子を育ててきた。そのため、ちょいムカッ腹が立つ。
こうして井伊直弼を追う旅は、村山たかの汚名を御名に変えるものともなってゆく。
感情移入もあるけれど、私の考えは大きく外れてはいないように思う。
みやび拝
読者からの情報
全国あちこち天寧寺
京都にも天寧寺、有りますよ
井伊家の菩提寺
井伊直弼の墓は豪徳寺にもありますね。お詣りしたことがあります
豪徳寺
一度井伊家、井伊直弼のお墓のある東京世田谷の豪徳寺も行ってみて下さい。
尾張らない話、歴史は続く
今やはり幕末に尾張藩主慶勝の密偵務めた(御土居組)の女性描いた短編小説読んだところです。まだ部屋住みだった慶勝に拾われ御土居組で隠密の仕事を命じられ京都で活躍した女性が維新後に旧尾張藩士と結婚し開拓民として北海道に移住するという物語。尾張藩は御三家でしたが早々に新政府に恭順、そのために親幕府派の幹部を粛正、殺された人々も討ちに行った人々も深い傷を負いました(青松葉事件)。この旧尾張藩士は討に行った人、そして密偵だった女性が世話になった尼さんは討たれた藩士の奥さんだった人。明治維新は多くの人々の生命奪いました。尾張藩の御土居組とは、普段は名古屋城の門番や管理、そして城が敵に攻められたり火災の際には藩主を導き城外に避難させる役。他の藩士とは隔離され極秘の仕事していたようです。
尾張は続く
尾張藩の人たちは道南の八雲町に入植しています。
彦根城内、槻御殿
槻御殿は、お庭だけ見れます。大きな池があり四季を通じて楽しめます。春庭園の掃除をされている方との雑談も旅の醍醐味ですよね。
近畿と彦根
私は、大阪在住です。彦根は、準急もましては特急も停車しないので時間を要します。次回は、泊まりで行きたいです。
埋木舎に泊まる
幕末の歴史をめぐる旅、素敵ですね。彦根の「埋木舎」に数十年前ですが、泊まったことがあるのを思い出しました。池を眺めながら朝食をいただきました。井伊直弼のお話を色々とききましたが、今も泊まれるのでしょうか?懐かしいです。
歴史を知る
歴史を学ぶ上で時代背景、中心人物を深掘りすることはとても大事ですね。勉強になりますし、歴史がおもしろくなります。いつも感心しながら拝見させて頂いております。
水戸と桜田門外ノ変
いろいろ勉強になります。私は水戸の人間で桜田門外ノ変にはとても興味があります。でも、知らないことばかりです。
歴史研究
井伊直弼の投稿、今回初めて知りました。⑥、⑦と読ませて頂きました。とても良く研究していますね。続きを楽しみにしています。
悲しき彦根旅
昔、長浜や彦根城に行くツアーに行ったのですが、彦根城は改修工事の為に入れませんでした。ツアーに偽り有りとクレームを言いましたが、残念でした。それ以来彦根城に行く機会に恵まれずですが、宮本さんの文章を読んでいると、彦根城に行きたく成りました
薩摩・水戸、彦根
薩摩は何度も先日水戸も行きましたが自分の浅い活動に反省するばかりです。ありがとうございます
みやび、木にのぼる
構成が凄くいいですね。自然と頭の中に入って来ました。読んでて楽しいです。ためになるし!本にされてもいいんじゃないでしょうか? ‘歴史を巡るひとり旅’ [人物編]とか、良いと思います。私は買いです!
⇒嬉しすぎたか、この夜の夢に出ました。私は豚になってました。
井伊たび
いつも面白くレポート拝見しております。東京、水戸、彦根、、井伊直弼を探す旅、楽しんでくださいね
多賀大社①
参考までに多賀大社。彦根駅から乗り換えて行きました。
多賀大社②
是非とも「お多賀さん」の名で知られている「多賀神社」へお寄りください。「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」と言われています。
幕末の日本、戦後の日本
回を重ねる毎に、どんどん進化していますね。城墓町そして人物が織りなして全体像が完成する。小説を読む感じになりました。赤坂真里の東京プリズンを読んでる様な展開ですね。
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