遺伝子の不思議 〜としごろの娘とその母〜

旅行と歴史

実は、娘の匂いがとにかく苦手だったりする。

寝ている娘のそばに行くと、何日もお風呂に入っていない老年期の男性のような匂いがして、とても不快になる。特に母が心配するようなことをしているようには見受けられないのだが『若い娘から加齢臭がする』と私の嗅覚は認識してしまい、さり気なく “ファブリーズMEN 〜男のいやな匂いをとる〜” などを買い与えてしまう。娘の親友が泊まりに来るとシングルサイズの布団に2人で寝るのだが、心の中では『よく隣で眠れるな』と考えていたりする。

娘が思春期に差しかかった頃から『臭い』『匂いが苦手』と思うようになったのだが…

思い返せば20代半ば頃。憎んでしまうレベルで、私も父親の匂いを嫌っていた(今はなぜか気にならない)。

その理由が判明した、記事はコチラ。

【心理】匂いを嗅ぐ癖と心理9つ|あなたの体臭を嗅ぐ人の心理とは?
http://mechality.com/nioiwokagu-shinri/

(サイトより転記)
ベルン大学の元教授、クラウス・ウェーデキント博士による実験で、44人の男性にそれぞれ2晩シャツを着てもらい、それを49人の女性に嗅がせて反応を見るという実験を行ったのです。結果は、なんと遺伝子的に遠くの人の体臭を好む傾向にあるという事が解ったのです。なお、遺伝学的には、近い遺伝子を組み合わせるよりも、遠くの遺伝子同士を組み合わせる方が良いという事が解っています。遠い方が良い理由は、遺伝子のあらゆる良い部分を、”補完”しやすい関係になるからです。その、遺伝学的な遠さを、匂いで判別できるという事なのです。

この理論の裏を返せば、娘と私、父と私の遺伝子の近さが証明される訳で、嗅覚は正常に反応していることとなる。娘の親友に『娘を臭いと思わないのか』と尋ねると「全く気にならない」との回答であったし、私以外の誰も “娘を臭い” とは感じていないようだ。

娘にこの話をすると、実は娘も同様に私から “加齢臭を感じていた” との告白を受けショックを受けた。娘を『臭い』と言っていたら、娘から「鼻、曲がってるんじゃないの」と言われ、私も娘から上記の話を聞かされ『鼻、曲がってるんじゃないの』と思った。

“加齢臭”と限定するところは解せないが、これからはブログで娘に対する恨みを晴らすので、今回は良しとしよう。

“ファブリーズMEN” を素直に使っている娘には大変失礼なことをしたが、遺伝子の不思議をまた1つ感じられた瞬間であった。

 

 

 

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