かつて、日本ではあの世とこの世が繋がっており、人と亡霊が共存していた。
わたしのこと
六道の辻
先日、私は京都を訪れ、歴史仲間と共に寺を散策した。
五条の辺りで食事を済ませ、歩くこと15分。
物静かな路地に、丁の字に繋がる『六道の辻』
六道とは
そもそも、この『六道』というのは、6種類の迷界を意味する。
【六道】
① 地獄道
② 餓鬼道
③ 畜生道
④ 修羅道
⑤ 人間道
⑥ 天道
生前の行いによって、この六道を巡るという仏教の教えなのだ。
鬼と三叉路
この道を辿ると、少し先に『六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)』が見えてくる。
「三叉路には、鬼がたまる」と言われていて、その突き当たりにあるのが何とも面白い。
亡霊も、通る道
この『六道の辻』
清水寺から三年坂を下り、松原通の先に続いている。
そしてこの道には、亡霊の存在を感じさせる名所や伝承が数多く残っているから、面白い。
古代、化野(あだしの)、蓮台野(れんだいの)と共に、葬送の地として知られていた『鳥野辺』
鳥野辺へと続くみちに、『松原通』があるという。
冥途の井戸
この『六道珍皇寺』には、あの世とこの世をつなぐ井戸がある。
その名も『冥途通いの井戸』 メイド通いでは、ない。
これから読者を、冥界の入り口へとお連れしよう…
②へ続く
あとがき
前日の私は、紫式部の墓を訪れていました。
目的地へ行くために、北大路でバスを乗り換えねばならず
せっかくだから、紫式部の墓へ行ってみよう!
そんな軽い気持ちで、小野篁の墓へ。
小野篁の墓は、紫式部の墓に寄り添うように並んでいます。
オフ会のコースを知らなかったのかよ!と言われてしまいそうですが、、、
小野篁を意図せぬまま、墓まいりを済ませていました。
なんだか、不思議な縁でした!
冥界の、し、しゃ、、?
読者からの情報
(Facebook・Twitterにて、受付中!)
お願い
いつも「旅行と歴史」をお読みいただき、ありがとうございます。
救援のお願い
恐れながら、皆様からのご支援・ご協力を賜りたく存じます。
PayPay ご寄付
お送りいただいた PayPayマネー は、「旅行と歴史」の執筆に充てさせていただきます。
この情報配信に対し、皆さまに楽しんでいただけるよう更なる努力をしてゆく所存です。
今後とも、どうぞ よろしくお願い致します。
コメント