【滋賀県犬上郡】彦根 旅行記⑫ 親神様のお多賀さん⑴『多賀大社』 / 2023年3月27日

旅行と歴史

わたしのこと

歴史好き、幕末ファン、そして『桜田事変 研究会』管理人の みやび ひまり と申します。

実は、わたくし “寺社ガール” です!

ガールなんておこがましいですけど、神社仏閣が大好き💕 滋賀県にある、有名な神社へ行ってみました。

歴史あり、効果あり、心の癒しを求めて…

多賀大社のご祭神

お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる

そんな言葉がありまして。

日本を代表する『伊勢神宮』は、ご祭神が『天照大御神(あまてらすおおみかみ)』

その親である『伊邪那美命(いざなみのみこと)』『伊邪那岐命(いざなぎのみこと)』

二神を祀る『多賀大社』には先に詣でなさい。と言う意味です。

つまり伊勢の親神様が、多賀大社

お多賀まいり

近江国第一の大社・多賀大社へ行って来ました。

江戸の町人で男色関係にある弥次郎兵衛&喜多八が、東海道をゆく道中を描いた小説。

『東海道中膝栗毛』十返舎一九作の滑稽本。

これは、日本の大ベストセラー作品ですけれども。

その中に『お伊勢七度、熊野へ三度、芝の愛宕は月詣り』とあって…

俗謡でも『お伊勢七度、熊野へ三度、お多賀さまへは月詣り』なんて、謡われているのです。

ひとつひとつ、紐解いてゆきましょう。

伊勢へ七度(ななたび)』なぜ7なのか?

伊勢神宮では、七社の御朱印をいただくことができるから、だそうです。

(みやびはお伊勢参り未経験)

皇大神宮、豊受大神宮、月読宮、瀧原宮、伊雑宮、倭姫宮、月夜見宮 ⑦

七福神は、寺だったような。

七福神って日本人がほとんど居なくて、主にインドの神様なんですよね。仏教!

さらに熊野神社は、熊野三山と言いましてね。

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社 ③

この三社から、熊野三山への参詣を『熊野詣』と言います。

江戸時代からの人気パワースポットだったようですね。

(みやびは熊野参り未経験)

町民たちが列を成し、熊野詣に向かう様子は『蟻の熊野詣』と呼ばれたほど。

蟻の行列さながら、神社へお詣りに行っていたのでしょうね。

幕末の多賀大社

さて、多賀大社

滋賀県にあり、彦根市のお隣ですから、昔から井伊家とも繋がっていた訳です。

幕末の歴史が好きなので、書いてしまいますと。

安政の大獄で、井伊直弼を手助けしていたとされる、愛人の『村山たか』。

彼女は、この神社の宮司の姪だったと言われています。

多賀大社、お多賀さんから『たか』と言う愛称がつきましたけど、実際の名前は『加寿江』です。

東京との繋がり、歴史編

ふたたび、『お伊勢七度、熊野へ三度、芝の愛宕は月詣り』に戻しますが。

芝の愛宕神社に行きますと。

勝海舟&西郷隆盛の無血開城の他、、

桜田門外の変井伊直弼を暗殺した『桜田十八烈士』が集まったことでも知られています。

当時は高層ビルなんてありませんから、愛宕山に登ると江戸の街が一望できる。

下見を兼ねたのでしょう、桜田十八烈士らは愛宕山に登って、神社を詣で、暗殺が成功しますように… と祈ったそうです。

まるで表裏一体の多賀大社愛宕神社に、
歴史の面白さを感じずにはいられませんでした。

2023年3月27日、晴れ。

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