東洋文庫 へ行きました!
ミュージアムへ行こう!
清国の展覧会 を知り、場所を調べてみたら・・・”東洋文庫”?
東洋文庫とは?
「どうして ”文庫” なんだろう・・」
東洋と言えば、アジア。日本人が中国から 本を買い取った から ”東洋文庫” と言うんですね。
1917(大正6)年、三菱財閥の3代当主・岩崎久彌が中華民国総統府 G.E.モリソン の所蔵する書物を購入し 図書館 兼 研究所 にしました。
岩崎と言えば財閥。久彌は 岩崎弥太郎 の長男。超・金持ちですから、買い取った額も数も多く、その後の行動も凄いのです。わぉ
どんなミュージアム?
1924(大正13)年、”東洋文庫” を設立。東洋学に関するコレクションは、国内最高水準。
2011(平成23)年、国宝や重要文化財等の貴重書を展示する ミュージアム開館。”東洋文庫”の歴史は大正からですが、ミュージアムの歴史はまだ新しく、中庭併設の近代的な施設でございます。
館内の様子
この辺は建物が立ち並び、一見狭そうですが、中から見ると開放的。
入口に 江戸時代の地図 ☟ 駒込
展示会のこと
今回の企画展は「大清帝国」♬
展示会 入場料
一般:900円
大学生:700円
中・高校生:600円
小学生:290円
65歳以上:800円
障害者(+付添1名):350円
オリエントホール
ミュージアムには 場所や道に 素敵な名前が付けられています。
※写真がない・・!少々お待ちを。
モリソン書庫
東洋文庫ミュージアムの代表的な場所、2階にあります。フラッシュ不可ですが、撮影OK。
どんな本があるのか見てみたら、ロシアの貴重な本なども!
東洋 に限らず、西洋の本もありそう。 ちなみに2017年、ここで ”ロマノフ王朝展” も開催されました。
大清帝国展へ潜入!
私の印象に残った展示品をご紹介します ☟
纏足の靴
展示された纏足の靴を見てみると、やはり小さい。上流階級の履く靴らしく、とても美しい細工が施されています。靴としての機能を果たしてない。
美しさや魅力を感じるとしても、動くこともままならない状態にしてしまうなんて… 靴も飾り、女も飾りだったのでしょう。
纏足とは
良いとこのお嬢様の足を幼いうちから固めて成長しないよう、歩けないほどの小ささにしてしまう、大昔の中国の風習。貞節を重んじるためとか、セクシーだともてはやされ(足が使えないとアッチの締まりが良くなるそう)、纏足でなければ嫁入り先がない と言われていたそう。
科挙制度のこと
中国と言えば 科挙。☟ 東洋文庫でもらった
科挙とは
官僚登用試験のこと、その難易度は気が遠くなるほど。
中国の書物を見ると、例外なくどれも文字が美しいんです。 真っ白な紙に書かれても、まるで小さいマス目があるかのような正確さ。科挙は、文字の美しさも採点 されるのです。
李鴻章の書
清国末期の政治家・李鴻章の書。彼も 科挙 に合格した1人。
大胆で強く大きい文字ですよね。
鳶飛魚跳 (えんぴぎょやく)とは
鳶は飛んで天に戻り、魚は灘に躍る
(万物が、生まれながらに備わる性質にしたがい、自由に楽しみながら生きること)人それぞれ、与えられた能力や才能に従って、自由に楽しく生きる の意味
よく「好きも才能の1つ」と言いますが、好きで、続けられることこそ、一番の才能だと私は考えます。
お買い上げ
売店で、パンフレットを購入
1冊ごと ¥570‐ 2冊セット ¥1,000‐
現物を見るとやっぱり素晴らしいのですが、ずっと読み返せるパンフレットもお勧め。展示会の内容がほとんど掲載されていました。
知恵の小径
展示施設を出まして、ここは 知恵の小径。アジアの多彩な言語による格言 が記されています。
この道に アジアの言語 が記されているとは知らず、見ているとキリル文字(ロシア語)を発見。読み上げてみましたが、全く分かりません。
それもそのはず、これはウズベキスタンの言葉。ウズベク語で「・・文殊の知恵」と書かれています。
シーボルト・ガルテン
ミュージアムの中庭は、シーボルト・ガルテン(庭園) 。
名前について
江戸後期に日本へ来た、オランダ人医師・シーボルト。
実はドイツ人、オランダ人とは詐称。鎖国下の日本へ入国するため、嘘をついていたのです。
シーボルトへ、東洋文庫 の粋な計らい!
ガルテン・スナップ☆
カフェの幻想的な灯りと、庭園の明るさが対照的。
具現
銅像は東京藝術大学・学生の作品。その名も「具現」
銅像の髪型にご注目 ☟・・冬でも、上半身は裸。
下から撮影すると、すごいリーゼント。エルヴィス・プレスリーも真っ青?
あとがき
浅田次郎の大ファン
私は浅田次郎が 大大大好き♬ 代表作・蒼穹の昴シリーズ、もちろん読みました!
この作品は、清朝末期の歴史について詳しく書かれています。読み終えて、面白く、美しく、どうしてこんな素晴らしい作品が書けるのだろう・・と感動したものです。
また、日中共同製作ドラマ・蒼穹の昴 も ☟
西太后、ドラマで 爪に豪華なアクセサリーを身に付けています。なぜなら、儒教の教えに 「身体に傷をつけない」とある。親からもらった身体を傷つける行為に当たるとして、爪を切れないので、長い爪を守るカバーが必要なのです。
この 清朝の文化 を企画展で知り、実際の爪カバーも見ました(キラキラキラ)。
流転の王妃
その他、私は 愛新覚羅浩 も好きで、彼女の書いた本を何度も読みました。
キッカケは、竹野内豊 & 常盤貴子 の このドラマ ☟
愛新覚羅 浩 とは
愛新覚羅溥傑(清朝最後の皇帝・溥儀の弟)、に嫁いだ日本人女性。嵯峨侯爵家の令嬢
2年前の展覧会にも足を運んだほど ☟ By:杉並区
私の 清朝 好きは、彼女が火付け役。
まとめ
東洋文庫が製作した5分程の YouTube がよくまとまっていて見やすいです。参考まで
概要
東洋文庫ミュージアム
住所:東京都文京区本駒込2-28-21
電話:03-3942-0280開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)※当面の間
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)年末年始
交通機関
電車
JR山手線 「駒込」駅下車 徒歩8分
東京メトロ南北線「駒込」駅下車 徒歩8分(2番出口)
都営地下鉄三田線「千石」駅下車 徒歩7分(A4出口)
バス
都営バス上58系統・茶51系統「上富士前」下車 徒歩1分
車
近隣のコインパーキングをご利用ください。
コメント