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【滋賀県彦根市】井伊直弼を訪ねて② / 食事処「すし浜」近江ちゃんぽん、彦根ランチ、彦根ごはん、駅前お城通り

幕末好きの私は、彦根に並々ならぬ関心がある。

時代を大きく揺るがした『日米修好通商条約』『桜田門外の変』の当事者・井伊直弼

この男が、青年期を過ごした彦根へとやって来た。

わたしのこと

みやび ひまり (雅 陽葵) と申します。

旅行好き、歴史すき、海鮮を愛する女子。

海のない彦根。でも、ごはん最高! ٩( ”ω” )

井伊家の成り立ち

大河ドラマ『井伊直虎』を思い出す。

井伊家は元々、遠江国(とおとうみのくに)『井伊谷(いいのや)』の出身。こちらは、現在の静岡県浜松市にあたる。

関ヶ原の合戦で武勲をあげ、改易(没収)となった石田三成の所領を拝し、彦根へとやってきた。

近江と呼ばれる彦根。遠江から近江へ行くとは、なんとも面白い。

彦根ランチ

私は期限間近となった青春18切符で、この彦根まで来た。鈍行は乗り放題だが、路線によっては食事が出来る雰囲気などない。

駅前お城通りという、まんま彦根駅から彦根城までの道沿いにある食堂で昼食を取ることにした。

すし浜』という店で、看板を見るととにかく良心的な価格。写真付きなのが気に入った。

すし浜ランチ

中へ入ると、ゆるキャラとして広く知られた『ひこにゃん』が飾られていた。

なんとなく彦根感がある。嬉しい。

座敷が数席、食卓も数席、カウンターやキッチンに女将含む4人の女性が居た。

ここでは「近江牛焼肉定食、ください!」と言いたいところ。だが、失業中の身分である。

私に ¥1,950‐など払えるはずもなく、その下の近江ちゃんぽん¥650‐を注文した。

旅先といえども私の生活水準は変わらない。

内陸・彦根のごはん

この『すし浜』だけでなく、彦根には寿司屋があちこちにあった。

滋賀県と言えば内陸地だが、琵琶湖をグルッと囲んだ立地は湖魚がよく捕れるようだ。

残念ながら私は寿司もいただいていないのだが、価格から見て彦根で暮らす人々の一般的な食事なのではないかと思う。

近江ちゃんぽん!

さほど期待していない近江ちゃんぽんがきた。

お腹が空き過ぎて、私はとにかく食べられれば良かったのだが、、、

彦根!いや滋賀県の味を、知らな過ぎた。驚くほど美味しかった。

チョー(;゚Д゚)ビックリ

東京の名店とされるラーメン店など及びもしないほどだった。

味噌でも醤油でもない出汁の味。しかし物足りなさなど微塵も感じさせない。

この澄み切ったアッサリ味のスープが、私の旅の疲れを癒してくれた。

いやーん、スープ残せないじゃない~!と、すっかり飲み干してしまう。

(美容のため、基本スープは残す)

ちゃんぽんの秘密

中に入っている肉はおそらく、近江牛ではなく豚肉だろう。

彦根まで来て、ブタイチさまか(笑)とつぶやきたくなる。(肉好きな橋慶喜さまの略)

煮干し&豚肉の味なのだろうか?

帰り際、女将に尋ねてみた。すると「鰹節なんですよ~」と一言。

トイレから出て手を洗っている時、カレンダー下にデカデカと「京都」「鰹節」と書かれた文字を発見。

店のこだわりを知るとともに、土地特有の味を食べずに終わりかと、彦根に憧れる私はちょっとガッカリ。

京都守護職を任されていた彦根藩。

味でも京都の影響を受けているようだ。(一軒でしか食べてないのだが)

それにしても、この店の近江ちゃんぽん。

とても、美味しかった。

彦根の言葉

彦根人はもっと関西弁で話すかと思いきや、標準語の印象しかなかった。

この女将だけでなく、交番のお巡りさんやコンビニ店員など、彦根に暮らす数名と会話をしてみたのだが、、夢京橋キャッスルロードでたこ焼きを売っていたお母さん以外は皆、私に対して標準語で答えていた。

… 彦根出身の歌手・TMレボリューションの西川貴教は、関西弁なんだけどなぁ。

井伊家の歴史

260年の江戸時代、譜代大名の筆頭であった井伊家。大老を5人も輩出する名門の家柄である。

さらに江戸藩邸は、現在の憲政記念館(日比谷公園近く)、中屋敷がニューオータニ、下屋敷が明治神宮、菩提寺が世田谷にある。江戸時代においても、なかなかセレブな立地である。

筆頭・譜代大名

また『譜代大名』とは、徳川家の昔からの家来。他に、関ヶ原の戦いで負け服従した『外様大名』徳川の親戚筋である『親藩』の3つとなる。

徳川四天王と呼ばれた酒井家、本多家、榊原家、特に井伊家は、最も多い所領を得ることとなった。

水戸藩

対して水戸は、親藩の中でも徳川御三家の家柄で、将軍に抜擢される可能性のある名門中の名門である。藩主になると「徳川」を名乗り、参勤交代さえも免除されていた。

徳川御三家『水戸』 VS筆頭譜代大名『彦根』

桜田門外の変』だけでなく、その歴史へと行き着く『日米通商通行条約』『将軍継子問題』など、井伊直弼と日本の歴史は色濃い。

井伊直弼とは、どんな人物なのか? 彼が32歳までを過ごした『埋木舎』を見よう。

お腹を満たした私は、食堂を後にした。

次「あとがき」「読者コメント」☞

あとがき

正直に白状しますと、私は東京で「近江ちゃんぽん」を食べたことがありました。

その時、さほど美味しいと感じず、やっぱりちゃんぽんは長崎よね♫(行ったことないけど)なんて思っていました。

彦根グルメの噂も、東京に居て聞いたことがありません。彦根には歴史しか期待していなかったのですが…

入った店が良かったのか、空腹だからか、水が良いのか、とにかく「近江ちゃんぽん」は絶品でした!

自分への土産で買った彦根銘菓も、これまた美味しい。

彦根よ、観光ならグルメを売れ!と思わずに居られませんでした。

稼げるようになって、また彦根を訪れたら、次こそは近江牛をいただいてみたいですね♫

近江牛には、幕末の小噺もあり、、、それは、次の彦根まで温存しておきます。笑

みやび拝

読者からの情報

近江の味

近江ちゃんぽんなかなかでしょ?!スープにお酢を入れるとまたさっぱりいただけますよ!おすすめです。残念ながら滋賀って名物少ないです。近江牛くらい?

お勧めは、鮒ずし

海のない滋賀県、彦根にすし店が多いのも面白い、地元の人たちの寿司への憧憬かな?彦根の味ですか、、鮒ずしを試してほしかったです、感想もお聞きしたかったですね。

琵琶湖の発酵寿司

寿司を江戸前風と思っているから変に思えるので、古来から寿司は魚の保存食で、糠の代わりに米と塩を使ったと思えば分かり易い。琵琶湖の鮒馴れ(熟れ)寿司はそれこそ寿司のル-ツ。北海道や東北の飯鮨もしかり。発酵寿司です。江戸前寿司の歴史など琵琶湖の寿司に比べたら何とも歴史の浅い事。

彦根へようこそ!

彦根に訪問いただきありがとうございます。満喫していただいたようで良かったです。

滋賀の魅力

近江ちゃんぽん!滋賀県は、歴史の表街道ですよ

彦根の魅力

国宝建築物も非常に多いです。奈良、京都に迫る!

歴史の琵琶湖

大津が一番。比叡山も坂本も明智光秀も。三井寺も源平合戦の瀬田の唐橋も大津です。近江八幡は織田信長の安土城と豊臣秀長の八幡山城や、秀吉の出世城長浜城。姉川の戦。お市の方の悲劇の城、浅井小谷城。柴田勝家と争った賤ヶ岳。石田三成の佐和山城も全部滋賀県です。国宝文化財と紅葉で有名な湖東三山や竹生島など、歴史と文化財の宝庫なんですよ。

彦根と自分

両親の祖父母(先祖)のお墓が彦根市にあり、祖父が彦根市で教員(戦時中から校長先生)していたので、当然のように子供の頃夏冬は彦根の家に帰っていました。あまり調べた事がないのでわからないですが、先祖は武家だったそうなので井伊家と関わりがあったのかも知れません。

彦根の方言

私の母は結婚して大阪へ嫁ぐまでは彦根中心の生活だったけど、確かに寿司が大好きです。特に押し寿司バッテラ系。また“まつぼる”=“もつれる” とか “なぶる”=“触る”とか、方言に子供の頃悩まされて過ごして、友人と噛み合わない事もよくありました。

彦根と米原

なんか灯台下暗し、このような内容知って嬉しいです。彦根市がコロナ禍で暮らしやすい都市1位だったと昨年記事にも出ていましたし。爺さんが国鉄に対して北陸本線導入を市民で反対して結果、米原町(現在は市)になったり新幹線も自動的に米原駅に持って行かれて、後の祭り発展が途絶えた事に残念がっていたのを覚えています。

彦根周辺の情報

駅前のアルプラザとか周辺が自分の親戚の土地だったようです。

彦根の味

良かったですね、美味しいラーメン!以前、仕事で、彦根に現調に行って、食堂で昼飯食べた時の水の旨かったこと。夏でもあったのか、2,3杯飲んだのを覚えている。この地域は、石灰岩の産地があるのが、関係している。

銀座の彦根ごはん

コロナ禍前までは実は銀座のインズに近江チャンポンの店有りましたよ。いつ行っても近場のOLさんばっかりで、男の俺はアウェイ感が半端無かったけどw 近江チャンポンの店の店に関してはそれで合ってると思います。すし浜は全くもって知らんです。同じ湖東地区でも全く逆側の人なんで、彦根情報には弱いw むしろ上京する20年以上は前に彦根城自体は何回か上った事有ります、むしろ今の俺の方が野良ひこにゃんに会いたいw

水戸と彦根

私も水戸藩の出身で社会人1年目は彦根市を含む近江の国の病院担当のMRとして丸4年間回りましたので、興味津々でした。従って、水戸と彦根の確執等々…

彦根 VS 水戸

吉村昭の「桜田門外の変」や浅田次郎の「柘榴坂の仇討」を読みましたが見る人によって真逆の様に考えさせられました。又、昔昔に彦根出張時に旅館に宿泊し主に水戸藩出身と挨拶したら、なに!?と睨まれた思い出も蘇りました。

懐かしの彦根

丁度半世紀前です。その頃は山科に住んでました。貴女の歴史感にもアッパレです。

たねやに聞け

経営はたねやに聞け と 滋賀県の言い伝え。 ひこね にも たねや あったかも?

井伊の菩提寺

井伊家の菩提寺は3っくらいあるんですよね。東京世田谷の豪徳寺と清涼寺(彦根)。歴史の事、色々ご教示お願いします。

井伊家と静岡県

井伊谷懐かしいです。ひっそりとした所にあり、昔はここは街道だったんだろうなと妙にノスタルジックな所。何もないところだけどよかったら通ってみてください。井伊家の菩提寺の龍潭寺に行く途中に行けたと思います。浜松出身、今は埼玉在住者より。

井伊家を歩く

拝見していて、伊井家の関連施設に色々出かけている事を思い出しました。浜町の井伊谷のお寺を参拝山城に登り、憲政会館の桜田門の上屋敷や赤坂見附の紀尾井町には、この頃良く出かけています。彦根城にも行って、ひこにゃんに会いました。彦根城の庭園は素晴らしかった記憶があります。

井伊直弼の評価

幕末期の安政の大獄、桜田門外ノ変は評価が別れるところですね。

近江ちゃんぽんの思い出

大阪出張の時に大阪市内で食べましたよ。

栃木の井伊家

栃木県佐野市も井伊家の飛地だったみたいで、井伊直弼の立派なお墓が現存してますよ

すし浜の情報

「寿司はま」さんに行かれたんですね。女将さんもSNSユーザですよ

大河ドラマと彦根

私も江戸時代が好きです。私のうろ覚えだと思いますが大河ドラマの1作目花の生涯、井伊直弼だった? 譜代大名で、大老まで上り江戸時代を通じて10名ほどしかいなかったですよね。下屋敷も拝領されたのが18万坪!今、明治神宮に。

(Facebook・Twitterにて、受付中!)

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