自分について、少しづつ 打ち明けることにします。
はじめに
影を抱える私にとって、自分をさらけ出すことは、辛く、怖いことです。
それでも私の精一杯で、自身の精神分析結果を書いてみます。
私のような思いを抱えている人が、この投稿を見て、共感してくれたり、楽になったり、考えたり、
少しでも、あなたの持つ苦しみを和らげることが出来ましたら、嬉しいです。
エゴグラムとは
5つの自我を数値に表したもの
エゴグラムとは、親子関係診断テストのこと。
たいへん信頼性が高く、日本でも人格チェックをする際にはこの エゴグラム を活用します。
エゴグラム
「それぞれのパーソナリティの各部分同士の関係と外部に放出している心的エネルギーを棒グラフに示したもの (wiki 参照)」
自我状態を 5つの反応パターンに分類しています。そのエネルギー配分をグラフ化することで、その人の性格を分析するのです。
交流分析 という心理学の理論に基づいて考案した性格診断テストで、カナダ人の心理学者であるエリック・バーン博士が考案しました。
自我状態 バランス の 5パターン
それでは、自我状態 5つの反応パターンを紹介します。
【人の性格 分類】
⑴ CP クリティカルペアレント
(支配性)厳しい心。自分の価値観を正しいものと信じて譲らず、責任を持って行動し、他人に批判的である。この部分が低いと、怠惰な性格になる。 批判的な親。親の厳しさ。
⑵ A アダルト
(論理性)論理的な心。現実を重視しており、知的で計算力が高く、聡明で頭脳明晰で合理的である。この部分が低いと、非合理的な性格になる。大人の心
⑶ AC アダルトチルドレン
(順応性)協調性的な心。他人からの評価を気にし、言いたいことを言わずに我慢してしまい、従順で遠慮がちである。この部分が低いと、マイペースな性格になる。 顔色を覗う子供。良い子。
⑷ FC フリーチャイルド
(奔放性)自由奔放な心。明るく好奇心旺盛でユーモアがあり、自我中心性で自己中心的である。この部分が低いと、閉鎖的で暗い性格になる。 無邪気さ。子どもらしい心。
⑸ NP ナーチャリングペアレント
(寛容性)優しい心。愛情深く、他人を思いやって行動し、世話好きで保護的で親切である。この部分が低いと、冷淡な性格になる。 養育する両親。 優しさ。
私の数値と診断結果
精神鑑定をした、私の数値を紹介します。
⑴ CP(支配性) 90% /クリティカルペアレント
⑵ A (論理性) 100% /アダルト
⑶ AC(順応性) 25% /アダルトチルドレン
⑷ FC(奔放性) 60% /フリーチャイルド
⑸ NP(寛容性) 50% /ナーチャリングペアレント
【診断結果】
客観的に物事を判断することに優れ、社会のルールや規則を 必要以上に守る傾向にある。 A(アダルト)の数値が100%であることからも、第三者視点をまず考えてしまうが、考えなくてはならないと無理をしている。(原文ママ)
自己分析
エゴグラム と 育ち を比較し、自らを振り返ってみました。
⑴ CP 批判的な親 親の厳しさ 90% クリティカルペアレント
私の成長過程において、社会のルールやモラルについて、父親は躾に厳しく、母親は共に子どもにはとても厳しく、外見と期待する姿だけが重要といった人でした。
⑵ A 合理的な大人 100% アダルト
人は、生まれ持った気質と、育った環境で形成されます。つまり 先天的 と 後天的 の2つです。私の合理性は、後天的 に身に付けた 知恵 だと思います。論理的思考 は、人を許すことや自分を許すのにとても役に立ちます。
⑶ AC 良い子 顔色を覗う 25% アダルトチルドレン
私は、”人の顔色を伺って意見を変える人間にはならない” と信念を持っています。むしろ心配すべきは自身の「協調性の低さ」です。この数値については、ACを上げることよりも、Aを上げることが重要で、あまり気にしなくて良いそうです。
⑷ FC 無邪気さ 子どもらしい心 60% フリーチャイルド
私はやや明るい性格との結果が出ました。しかし、精神科の主治医から「あなたはとても内向的ね」と言われ、涙がこぼれました。限界値を超え、精神が崩壊しても、誰もが「人の求める私」でしか見ていなかった子どもの頃を思い出して、悲しかったのです。
⑸ NP 養育する両親 50% ナーチャリングペアレント
説明は割愛されましたが、優しさは人並みと言ったところでしょうか。
自分日記より (2017年)
ロールシャッハテスト、TEG、色んな診断テストを経て、自分がどんな人間かを判りやすく教えてもらうことが出来た。
結果を聞く前は『苦しい精神状態の今、もしも自分を否定されたら 私は受け止めることが出来るか?』と不安だったが、診断結果は全く持って 自分自身 を言葉にして、納得して聞くことが出来た。ホッとした。
(主治医は) 私のアダルト(エゴグラムのひとつ)数値が気になるようだった。
主治医の考察
【主治医より伝えられた私の人物像】
⑴ ストレス耐性はある
⑵ 自分の耐性を超えたストレスに晒されると、現実的ではない考えを起こす
⑶ 物事を0か、100かで判断する
⑷ 現実検討能力が低下している(2017年)
「現実検討力 を身に付けなければ、今後も苦労するだろう」 とのこと。
あとがき
人格障害なのか?
私が「人格障害」なのかどうか、主治医に尋ねてみました。
様々なことが重なり、この問題は自分が原因なのか、自分は人格障害なのか、と悩んだからです。
主治医と共に、精神障害の診断基準の本を広げ、項目のチェック。
病気の診断に当てはまる項目には該当しない、とのこと。
ホッとしましたが、「判定結果では 障害と言えるような結果ではないとは言え、(私には) 環境要因 があるので、人格障害 に該当はせずとも 安心しちゃだめ」と言われてしまいました。
私はやや、「アスペルガー」の診断を受けています。
誹謗中傷のこと
世の中に 私を嫌いな人はとても多く、誹謗中傷はもちろん、多くの逆恨みを受けてきました。
20代の頃は 「見ず知らずの人が私を嫌う」、「嫌われる原因はなにか」と震えあがりました。
私は決して 強い人間ではないけれど、今はあの時ほど辛くとは思いません。誹謗中傷を笑い飛ばせる自信があります。
なぜなら、これらの分析結果と精神理論からも出た通り、私は自分を納得させ、客観的に分析する能力を持っています。
辛い経験が自分を成長させ、「そんな人達」の弱さ、低さ、醜さ、愚かさを考える能力が養われたからです。とても傲慢なことかもしれませんけど‥
私は、私に与えられた能力「大人の自我状態(Adult ego state)」と、書く才能(自分で書くほどの自信w)で、自分の経験と苦しみを書いて伝えて、誰かの役に立てる人になりたい思います。
そして、自分。
書いて、書いて、こんなことまで書いてますけど‥
自分の人生を伝えて、誰かの救いとなれば嬉しいです。
生きやすい自分に生まれ変わるために、一度きりの人生を取り戻すために、自分自身を書いて、見つめ直してゆきたいです。
補足:ジャンヌ・ダルク
主治医から説明を受けた時の第一声は、このようなものでした。
「あなたは、ジャンヌ・ダルク系の人物ね」
歴史上の人物として表現すると聴こえは良いのけれど、実際は「狂信者」と紙一重なのだろう。それを柔らかい言葉に変えて、説明したのだろうと思いました。
自分がジャンヌ・ダルクのような人物であるかどうかなんて、全くピンときませんけど、当てはまると思うことは多々あります。
【ジャンヌ・ダルクの人物像】 (史実に語られるもの) ☟
良くも悪くも、とにかく純真で情熱的。熱心なキリスト教信者であり、一度使命感に駆られるとどこまでも突き進む性格が見て取れる。
よく言えば「純粋」、悪く言えば「盲目的」といえる。かなり頑固で猪突猛進な気質が見て取れる。
また、政治的なことよりも、宗教的な興味の方が強すぎたことも、彼女の孤立につながったとも考えられる。
しかし、こうした打算や計略によらない純粋さが、多くの人々の心を動かしたこともまた事実である。
無学な農民であったが、その聡明さ、弁論の力強さと理路整然たる様は、彼女と相対した権力者たちの多くが舌を巻いたという。
この聡明さにより明確な勉学が身に着けば……と、考えれば権力者たちが邪推に駆られた一端も見えてくるだろう。
一方、学の浅さがイギリスをはじめ敵国の憎悪を煽った側面もある。