2か月ぶりのブログ更新。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
この間、私の生活はガラリと変わりました。その話など、また別に書いていくとしまして。
映画「燃えよ剣」観に行って来ました!
☝ 実は私、小説「燃えよ剣」は持っていても、読み深めてはいません。
歴史通・司馬遼太郎ファンの方に向けて伝えるには、面白味にかけるかも・・
心の広い読者さま、お許しくださいませ。
皆さんと一緒に、学ばせてくださいね。
※このページは、ちょこちょこ更新しています。タイトルに興味を持たれた方、日を変えてまた当ブログ覗いてみてくださいね!
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映画「燃えよ剣」を語る前に
燃えよ剣とは?
歴史小説のタイトル。
江戸・幕末を生きた 土方歳三 や 新選組 を描いた作品。
原作者は、司馬 遼太郎(しば りょうたろう)。
司馬 遼太郎 とは?
日本を代表する、歴史小説家。
人を掘り下げ、面白く、読みやすく書いてくれた方です。
江戸・幕末~明治を書いている印象が強いのですが、戦国時代・昭和など色んな日本を書き残しています。
大正生まれの大阪人、蒙古語(モンゴルの言葉)を学び、軍隊にも入営。
25歳で新聞社に入社し、33歳で栄えある賞を取りました。
その後、「梟の城」「国盗り物語」「竜馬がゆく」「坂の上の雲」などいろいろ、いっぱい、様々な名作があります。
サラサラ読めるところも魅力的。
それでは、映画の感想に移ります。
映画「燃えよ剣」感想
感想は、とても面白かった!
バラガキ(茨のようなトゲのある少年)時代から、プレイボーイ、鬼の副長まで、土方歳三という1人の男の人生を。
そして近藤勇・沖田総司と新選組が流れるように描かれていました。
ストーリーについて
この映画はですね、新選組に起こった事件 が概ね 映されている!と思いました。
青マーカーは、私が選んだ ピックアップ☆シーン。笑
ザッと書き出してみる ☟
【新選組 事件簿】
⑴ 大和屋 焼き打ち事件
⑵ 八月十八日の政変
⑶ 芹沢鴨らの粛清 ☜
⑷ 城升屋事件
⑸ 野口健司 切腹
⑹ 池田屋事件 ☜
⑺ 明保野亭事件
⑻ 禁門の変
⑼ ぜんざい屋事件
⑽ 三条制札事件
⑾ 油小路事件 (御陵衛士 刺殺) ☜
⑿ 天満屋事件
⒀ 近藤勇、負傷 ☜
沖田総司、死亡 (戊辰戦争)
【戊辰戦争】
⑴ 鳥羽・伏見の戦い
⑵ 淀千両松の戦い ☜
⑶ 橋本の戦い
⑷ 甲州勝沼の戦い
⑸ 宇都宮城の戦い
⑹ 白河口の戦い
⑺ 母成峠の戦い
⑻ 箱館・五稜郭
⑼ 二股口の戦い ☜
印象に残ったシーン
芹沢鴨らの粛清事件
オープニングで「芹沢鴨 伊藤英明」と見た時、「えっ、あの 芹沢 鴨?」と驚きました。
格式高い水戸藩(徳川御三家)の武士として、町民・農民出身が主な新選組の中で 身分~! を感じさせていた訳ですよ。
そんな芹沢さん、新選組を扱った作品に登場する際に 悪漢・酒乱のイメージで出てくる人物でして。
キラキラッ 伊藤英明 キラキラキラッ の印象とはかけ離れている感じ なのです。
小説の中の「(芹沢鴨は) いちばんの善人かもしれない」(By 沖田総司) のセリフを起用した監督。
作品に対する深い愛が伝わってきました。(「新選組血風録/芹沢鴨の暗殺」より)
芹沢鴨の愛人となった お梅、輪違屋の糸里(いとさと)、吉栄(きちえい) なども登場。
この方々は、暗殺現場となった 壬生の八木邸 に居合わせた女性たちです。
お梅 のエピソードなど、斬られた後は無縁仏にされたとか。
また掘り下げて書いてみたいと思います。今回は割愛っ (残念ですが 涙)
油小路事件
先日、私は京都へ行きまして。「油小路」を歩いてみました。
ココで・・ アレが・・ と、胸ドキドキ。頭バクマツ。コレぞまさしく、油小路のぶらこうじ!
映画にも出てくる、東本願寺にて。
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衣装のこと
新撰組の制服って言ったら、ホラ。
ダンダラ をすぐ思い出しませんか?
こんな服 ☟
この映画では、土方歳三も、近藤勇も、沖田総司も、黒の服を着ています。
土方歳三「制服を考えてくれないか?」
「黒が良い…」
と、ヒロイン・お雪に言うんですよ。
この ダンダラ。
忠臣蔵の赤穂浪士を真似てデザインされたと言われていますが、発案は 芹沢 鴨 らしいんですよね。
「芹沢の決めた、あーんな恥ずかしい服。着てられっかよ!」
と言ってる感じ、しますよね。
役者のこと
アクション俳優としても有名ですし、大河ドラマ「軍師官兵衛(黒田官兵衛)」の主演も務めました。
そのため、太刀・殺陣シーンも楽しみだったのですが、度々あるアクションシーンの展開が早すぎて、魅せどころとは思えないように思いました。
そして、新撰組に欠かせないあの人。
まだ記憶に新しい、大河ドラマ「西郷どん!」の主演を務めました。
西郷隆盛は、薩摩藩(現・鹿児島)出身。
かたや、新撰組は全国から集まり召し抱えられた 幕臣です。(会津公 松平容保 お抱え)。
『へぇーっ、次は新撰組かぁ』
ココにもまたドラマがあり…(つづく)
濡れ場のこと
ちと、また昼休みに更新します!
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私と新選組
さてさて、私の幕末好きは 高杉晋作 が始まり。
そのため、最初は 薩摩・長州 への関心が高かったのですが、浅田次郎の小説「壬生義士伝」を読み、新選組にも興味を持つようになりました。
「壬生義士伝」を読み始めたキッカケは、百田尚樹の小説「永遠の0(ゼロ)」
描写の形式が 「壬生義士伝」のパクリ じゃないか?なんて言われてまして、読んでみた次第です。
私が 新選組 に関する小説の類を読むようになったのは、2014年からの 8年弱。
ですから、まだまだ新撰組の、熱〜ぅい、アツイファンに読ませられるものが私に書けるだなんて、思えません (汗)。
近々、子母澤 寛(しもざわ かん) の 新選組三部作 も読んでみたいと考えています。
この、子母澤寛の祖父。なんと箱館戦争に従軍(旧幕府軍)したらしい。
そんな時代の人が書いてくれた作品は、とにも、かくにもっ、凄みがありますよね!
新選組って?
これほど人気の高い 新撰組 ですが、日本の教科書には載っていません。
ペリー来航から、明治維新まで。260年続いた太平の世を終わらせねばならぬほどの脅威に脅かされてしまった徳川幕府。
現代を生きる私達は、この幕末の動乱を生きた美しい人間達の、人生と言うドラマに魅了されてしまう訳ですけれども。
つい、アツクなってしまいますね。本題へ。
新撰組の始まりは、公募です。
14代目の将軍・徳川家茂が京都へ行くことになり、「お供する人達を増やしましょう」と剣術心得のある者を集めました。
この募集を仕切っていたのが、出羽庄内(山形県)の浪士・清河八郎(と松平忠敏)です。
清河八郎は策士。
つづく。
土方歳三って、どんな人?
新選組の副長、鬼の副長との異名を持っています。
あああ、ちょっとスミマセン。明日も早いので、続きは今週じっくり書いていきます。
京都旅行の写真も載せていきますね! 乞うご期待。
芹沢鴨 (せりざわ かも)とは
神道無念流の使い手 (剣豪)、水戸天狗党(攘夷派)の生き残り。
新選組は大きく、近藤派・芹沢派と内部分裂していた。